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DIARY

クランクアップ

A charming piece of everyday life

A charming piece of everyday life

昨日をもちまして、スペシャルドラマ「模倣犯」の撮影が終了いたしました。
初版から15年の時を経てなお読者を魅了する宮部みゆきさんの珠玉のミステリーの初ドラマ化です。
梅雨時の撮影にもかかわらず、天候には恵まれ、怪我や事故も皆無で滞りなく事が運びました。

今回私が演じるのは、決して一流とは言えない半人前のルポライターゆえに、功名心から短絡的に事件に首を突っ込んではみたものの、真実を暴き、読者に伝えるというジャーナリズムと、被害者家族に対する憐憫の情の間で揺れ動き、また仕事と家庭の両立に悩む前畑滋子という主人公です。
劇中では杉本哲太さんが滋子の優しい夫を、高畑淳子さんが強引な編集長を、橋爪功さんや清水富美加さんが、家族を殺人事件で奪われた被害者遺族の悲痛な心の叫びを、見事に演じて下さっています。
橋爪さんと清水さんのお芝居に現場で思わず涙したことも一度ではありませんでした。

また、目を覆うような凄まじい連続誘拐殺人事件を追う刑事役を岸部一徳さんが抑制の効いたお芝居で見せて下さり、その事件に深く関わる青年二人を演じるのが満島真之介さんと山本裕典さんです。

柔和な笑顔で身の毛もよだつような殺人を繰り返す犯人はとある俳優さんですが、まさに昨日犯人との最後の対決を終えまして、繕っていた柔和な笑顔が崩壊し、傷ついて歪んだ本質が露わになるのを目の当たりにしました。
そうです、そのような冷酷な犯罪を何のためらいもなく犯すに至った過去は壮絶なものでした。
何人たりとも人を殺めて許されることはありませんが、人の痛みはもとより、自分自身の心の痛みすら感じなくなってしまった犯人の背景には同情するに余りありました。

本作は、様々な人間の視点で史上最悪の劇場型連続誘拐殺人事件を描く作品ゆえ、自分自身が出演していない場面がどのように仕上がっているのか、楽しみでなりません。

極上のスリルと、心温まる物語を同時に味わえる「模倣犯」にぜひご期待くださいませ。

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GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

Photographer:浅井佳代子

Photographer:浅井佳代子

ミセス 2021年4月号(文化出版局) Photographer:浅井佳代子

Precious 2021年9月号(小学館) Photographer:伊藤彰紀

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子