DIARY
かみ添
雑誌ミセスの取材にて京都を訪れる機会に恵まれました。
炭屋さんでは、一足お先に蓬莱飾りなどのお正月のしつらいを愉しみ、一服のお茶を喫することができました。
また、井上八千代先生の京舞を間近で拝見するという幸せなお時間もいただきました。
詳しくは1月号のミセスにてお読みいただけましたら嬉しいです。
空き時間に自転車にて訪れたのは、大徳寺の近くにお店を構える唐紙のかみ添さんです。
雲母(きら)と呼ばれる粉末状の鉱物から作られる顔料を用いて、木製の型による手刷りで古今東西の文様を和紙に刻む嘉戸さんのお仕事は、手書きの良さが忘れ去られつつある今日の私たちに、大切なものを残そうとしているように見受けられます。
便箋、ポチ袋、メッセージカードなど、女心をくすぐられる品々が、かつて銭湯を営んでいた古い建物の一角に陳列されており、この度は、ひとつとして同じ物のできない刷毛塗りのメッセージカードを求めました。
自転車で京都の町を疾走したのははじめてでしたが、なかなか良いものですね。
道を誤って訪れた宝ヶ池の紅葉のなんと美しかったことでしょう。
TBSの日曜劇場「IQ246」は明日21:00より放送です。
6話は、「殺される価値のない男」と沙羅駆が見積もる男の他殺体についての物語です。
私の演じる朋美にも少しだけ変化が訪れます。
ぜひご覧くださいませ。