DIARY
師走

The office was turned into Maria T’s hideout
昨晩を持ちまして、ドラマ「IQ246」の撮影が終了いたしました。
かつてドラマ「ケイゾク」や映画「自虐の詩」にて大変お世話になったプロデューサーの植田博樹さんにお声がけいただき、この作品に出演させていただくこととなりました。
一足お先に犯罪者マリア・Tの衣装を脱ぎ捨て、何でもない日常生活に戻りますが、木村ひさし監督、織田裕二さんを筆頭に、スタッフ、キャストの皆様は最終話の放送ギリギリまで撮影が続きます。
織田裕二さんは、常に台詞や所作のひとつひとつを綿密に練りつつ溢れるユーモアで現場を和ませ、土屋太鳳さんは深夜に及ぶ撮影の合間にも疲れた顔を見せることなく「伊勢物語」を読みふけり、ディーン・フジオカさんは、法門寺家に据えられたピアノを軽やかに弾くという、自由で穏やかな現場でした。
今年も残すところあとわずかとなりましたゆえ、これより大掃除に励みたいと思います。今年は思い切って20年以上所有している本にも見切りを付け、省スペースを心がけるつもりです。作品が終わる度に儀式として行っている、シュレッダーによる台本の裁断も、ためらうことなく敢行します。「IQ246」の台本の表紙には、IQを試されるようなクイズが印刷されており、新たな台本が届くごとに無い知恵を絞って考える時間を楽しみましたが、それらとも本日でお別れです。
皆様の日常も穏やかで充実したものでありますように。
TBSの日曜劇場「IQ246」第9話は今夜21:00放送です。ぜひご覧くださいませ。