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DIARY

松樹千年翠

The pine tree potted in to Imari Porcelain by Hanamasa in Kyoto and the lacquer tray hollowed out and painted by Syuzo Shingu.

The pine tree planted in an Imari Porcelain cup by Hanamasa of Kyoto, with a lacquer tray carved and painted by Syuzo Shingu.

4月より放送予定の連続ドラマ「私、結婚できないんじゃなくて、しないんです。」の撮影にて、奔走する日々です。
孤独に年を重ねるか、あるいは素敵なパートナーと巡り会えるのか、40代を目前に控えて焦る女心を、強烈な毒とわずかなエロスを込めてリアルに、そして痛快に描くラブコメディで私が演じるのは美容皮膚科を経営する女医で、友人達とたまたま訪れた和風割烹の、傲慢で気難し屋で、毒舌の店主より恋愛指南を受ける主人公です。

毎日朝から晩までの撮影はさずがに身に堪えますが、京都の生花店「花政」さんにお勤めの福山重文さんと、古今の器や美術を扱う「昴-KYOTO-」の永松仁美さんより、古伊万里のそば猪口に植え付けられた松をお贈りいただき、幸せな気持ちになりました。大好きな白磁のお猪口は幼少時より骨董に慣れ親しんでいらした仁美さんによるセレクトで、彼女の信頼する福山さんが、愛情をこめて植え付けをして下さったそれを、新宮州三さんの刳りのお盆に載せて玄関に飾らせていただきました。
お陰様で清々しい気持ちで新年を迎えることができそうです。

忙しい時にこそ、季節の移ろいに目を配り、植物を愛でる時間を大切にしたいと改めて思います。
東京では「花長」さんが、京都からは「花政」さんが、いつも私のささやかな幸せを支えて下さっています。

どうぞ皆様も佳きお年をお迎えくださいますよう。

Col Pierrot

Col Pierrot Pop-Up Store at ISETAN

Col Pierrot Pop-Up Store at ISETAN

22歳の折にパリで出逢って以来、大切にして来た友人がデザインするブランド「Lisiere リジエール」より、プライベートコレクションとしての新たなブランド「Col Pierrot コルピエロ」がデビューしました。

パリのオートクチュール学校にて、パターンナーとして立体での服作りを学び、成績優秀な生徒のみが許された老舗メゾンにおける研修で白羽の矢が当たり、シャネル、そしてバレンシアガといったファッションが好きな方なら誰でも憧れるメゾンの裏方として、お局さんたちと机を並べて仕事に携わった後、ラコステやエルメスのデザイナーを歴任し、本年度は日本のユニクロとのコラボレートも記憶に新しい、クリストフ・ルメールのもとでキャリアを開始した彼女は、帰国後に生地の耳を意味する自らのブランド「Lisiere」を立ち上げました。

職人気質な彼女の作品はシンプルでありながら、上質で、女性のシルエットを最大限に美しく見せてくれるため、骨董通りにお店を構える「L’Appartement」や「Deuxieme Classe MUSE de Deuxieme Classe」にて大変な人気を誇り、完売続出中とのことです。

これまで、映画、ドラマ、CM、そして舞台挨拶や記者発表など、美しく装いたいハレの日も、友人との会食や舞台の稽古中などのケの日も、いつも「Lisiere」のワードローブに助けられて来ました。

先日「伊勢丹×伊藤園」のイベントにて身に着けたミニドレスも、「FOUJITA」の試写や初日舞台挨拶にて袖を通した衣装も、4月に再演することとなった「猟銃」のパンフレットにて纏ったキャミソールドレスも、全て彼女のデザインによるものでした。

そしてこのたび、「ピエロの襟」を意味する新たなブランド「Col Pierrot」では、限定商品や、一点物など、量産出来ない手仕事に近い作品を少しずつ発表して行くそうです。
嬉しいことに本日より、伊勢丹新宿本店4階にて3週間だけのポップアップストアが開催となりました。

美脚に見えるパンツや、腕が細く見えるジャケット、わずか2点限定の上質なスエードのライダースジャケット、女性らしいシルエットのワンピースにスエードのフリンジバッグなど、私もついつい大人買いしてしまいました。

「Col Pierrot」のポップアップストアは、12月25日まで。
数量限定のため、完売の際には悪しからず、どうぞご了承くださいませ。

DELVAUX

The bag made by DELVAUX called Le Brillant

The bag made by DELVAUX called Le Brillant

世界最古の皮革製品ブランドであり、王室御用達としてベルギーが誇る企業であるデルヴォーのバッグは、わずか半年で色褪せてしまうトレンドではなく、いつの時代にも女性を耀かせてくれる普遍的でありながらエレガント、それでいてどこか革新的な気配を持ち合わせています。

ドラマ「ゴーストライター」でも、文壇の女王を演じるにあたり、ノーブルな魅力溢れる白いブリヨンを惜しげもなく使わせていただきました。

この度デルヴォーのコレクションに、こちらもベルギーを代表するシュルレアリスムの画家であるルネ・マグリットの絵画にインスパイアされたシリーズが限定で加わったそうで、デルヴォー社のCEOマルコ・プロブストさんと、アーティスティックディレクターのクリスティーナ・ゼラーさん主催の少人数の宴にお招きいただきました。

味覚のみならず、視覚にも強烈に訴えかけ、感情を揺さぶる料理を作品として作り続けていらっしゃるフードアーティスト諏訪綾子さんがマグリットの絵画をモチーフに作られたお料理をサーブして下さったのは、ブラックスーツに赤いネクタイ、山高帽姿のギャルソンたちで、まるでマグリットの絵画から抜け出してきたかのよう。

グラスに配した雲のような綿菓子にトマトのエッセンスを抽出したブルーの液体が注がれると、「心の琴線」と題する画の世界がそこに現れます。次に供されたのは「選択的親和力」という鳥かごに大きな卵が入った絵画にちなんだお料理で、各ゲストの前には小さな金属製の鳥かごに入ったダチョウの卵の殻が配膳されました。人間の顔ほどあろうかという殻の底には、ペースト状にしたフォアグラを茶碗蒸しのように仕立てたものと、ダチョウの卵黄をペースト状にしたものがまるで卵がそこにあるかのように配され、白トリュフが芳しく香っていました。スプーンですくっていただいてみると、濃厚かつ芳醇なそれは、瞬く間に舌の上で溶け、鼻腔を抜ける香りとともに心地よく喉を通り過ぎて行きました。

マグリットの探求していた「見慣れた物のなかに潜む神秘性」というテーマに沿って、「自然の優雅」という作品から諏訪綾子さんがイメージなさるのはリーフパイだそうで、次なる作品は葉っぱをかたどったパイの中に、お魚やワイルドライス、大豆などの詰め物をしたお料理でした。

他にも「光の帝国」や「結婚した司祭」など、一言でおいしいだとか、甘いだとか、辛いだとか、苦いなどとは言えない、複雑で示唆に富み、かつ驚きとユーモアに満ちたお料理が続き、ひとつひとつを味わいつつも想像力をかき立てられ、眠っていた記憶の扉をいくつも開かれるような感覚をおぼえました。

「これはリンゴではない」という作品に至っては、目の前に原寸大の青リンゴが置かれてはいるものの、やはりリンゴではなく、ナイフで切り込みを入れてみると、オマール海老のしんじょうにウニを添えて形成し、外側をパッションフルーツのソースで覆ったお料理でした。

全てにおいて規格外で、目新しく、神秘的なお料理の数々は、初対面の方との会話の糸口をたくさん与えてくださいました。国境を越え、時空を越えて人と人との間を取り持つ。それもまたアートの優れた側面なのかも知れません。記録に残る作品ではなく、記憶に残る作品をとはよく言われますが、この度の宴も想像を遥かに超えて、忘れ難いひとときとなりました。

世にも奇妙な物語

La Maison Champs Elysées designed by MaisonMartin Margiela

La Maison Champs Elysées designed by Maison Martin Margiela in Paris

「カオス」という映画以来、15年ぶりに中田秀夫監督とお仕事をご一緒させていただきました。

「女優霊」で頭角を現し、「リング」にてその地位を不動のものとし、ハリウッドにもその名を轟かせた監督は、本来ホラー映画ではなく恋愛映画を撮りたいのだとおっしゃいますが、多くの方は中田監督に巧みな恐怖表現を求めていらっしゃることでしょう。

この度の作品は「事故物件」と申しまして、タイトルからご想像の通り不穏な空気の漂う物語で、明日21:00フジテレビ系にて放送の「世にも奇妙な物語25周年記念!秋の2週連続SP〜映画監督編〜」に連ねています。

実は、私の人生も奇妙なことの連続で、どなたかのことをふと想うと、翌日にその方にばったり出逢ったり、冗談で何気なく言ったことが余りにも真実を言い当てていて周囲が驚いたりということが何度もあります。

9月にパリを訪れた際も、公開中の映画「FOUJITA」にてお世話になったプロデューサーの女性と食事をすべく電話をかけてみたところ、奇遇にも映画祭で訪れていた中田秀夫監督のアテンドをしていらっしゃるとのこと、15年ものご無沙汰の後、久々に滞在先のホテルで昼食を共にすることになったのでした。「世にも奇妙な物語」への出演が決まったのは、そのわずか数日前のことでしたので、特に申し合わせた訳でもなく、たまたま同じ街に居合わせたことにただならぬご縁を感じました。

それから間もなくしてあのような凄惨なテロが起ころうとは……。
幸いあちらにいる友人たちは無事でした。しかし、大切な命が奪われたことに変わりは無く、誰もが信じていた当たり前の日常が揺らぐ出来事に言葉もありません。

どうか皆様の日常が平穏でありますように。

FOUJITA

La chapelle Notre Dame-de-la-Paix designed by Leonard Foujita in Reims

La chapelle Notre Dame-de-la-Paix designed by Leonard Foujita in Reims

本日より、映画「FOUJITA」が公開となりました。
天候が優れなかったにもかかわらず、初日にお越し下さった皆様に深くお礼申し上げます。

物語で説明するのではなく、まるでレンブラントの版画のように光と影を巧みに操った圧倒的な映像で静かに語りかける作品です。
藤田嗣治の絵画がお好きな方はもとより、映画を愛する皆様に是非ご覧いただけましたら嬉しいです。

もちろん、これまで映画館とは縁遠かった方々にも、劇場の暗がりでしか感じられない何かをお持ち帰りいただけると信じています。

兵馬俑

Exhibition of The Great Terracotta Army of China's First Emperor

The exhibition of The Great Terracotta Army of China’s First Emperor

撮影の合間に、好奇心を刺激する大人の遊び場を求めて上野を訪れました。
それは、私が生まれる2年ほど前にとある農夫によって発見されたそうです。

中国大陸を初めて統一したという秦の始皇帝は、13歳の折に即位して間もなく自らの陵墓の建立とそこに副葬する品々の製作を命じたとのことです。7つの大国が戰を交え、絶えず牽制し合っていた世において、人質として他国に囚われた母より生まれ、また、未遂に終わったものの、二度までも暗殺されそうになった始皇帝は、常に死を身近に感じていたといいます。

周の時代まで、殉葬といって王が逝去した際に、侍従の者たちも命を絶って共に埋葬されたとのこと、時代の変遷とともに殉葬を廃止した代わりに、8000体にも及ぶ兵士や馬をかたどった陶製の像が始皇帝の陵墓の傍らに埋められたとのことでした。

東京国立博物館には、中国政府によって持ち出すことが許された貴重な10体が、始皇帝ゆかりの品々と共に展示されています。
権力の権とは、単位を決める基準となる重りのことで、重さや長さなどの基準を決めるということは、世の中の全てを司るということから、権力という言葉に繋がるのだと初めて知りました。半両銭という江戸時代の寛永通宝にも通ずる円形の貨幣が初めて作られたのもこの頃だそうです。

また、水道管などの展示もあり、日本ではまだ弥生時代に当たる当時、氾濫した川による水害を避けるための治水工事がすでに行われていたことに驚かされました。

大都会の中心にて、世界各国のお宝を拝見し、つかの間のタイムスリップを味わうことができるのはなんと幸せなことでしょう。

写真掲載の作品名は「騎馬俑」です。
所蔵先は咸陽市文物考古研究所。 展覧会の開催は2016/2/21まで。

 

色のハレーション/空間のハレーション

Lee Ufan exhibition at Scai the bath house in Yanaka

Lee Ufan exhibition at SCAI THE BATH HOUSE in Yanaka

最も尊敬する現代アートの作家李禹煥さんの展覧会を鑑賞するため谷中のSCAI THE BATH HOUSEへ足を運びました。

60年代後半から始まった「もの派」の中核を担うアーティストとして、鉄板と自然の石だけで表現される彫刻や、点や線だけの版画やペインティングで、芸術の在り方を世に問うていらした李禹煥さんの作品は、「その辺に転がっている石と鉄板を置いただけなんてアートではない」とか、「点や線だけなら誰にでも描ける」などという心のない批判を度々受けたであろうことは想像に難くありません。

しかし、ご自身の肉体と運命を共にして来た筆の運びにより、李禹煥さんにしかなし得ない確固たる意志を持った作品を描いていらしたのです。

あまりにも情報の溢れかえった現代において、何者にも邪魔されない静寂を確保することは困難に等しく、時おり息苦しくもなるのですが、李禹煥さんの作品に向き合う瞬間は、心に静けさと安堵が訪れます。

かつて公衆浴場として、市民の憩いの場であった建物を改装したギャラリーには、李禹煥さんの半世紀以上にわたるキャリアの中でも、萌芽とも言える初期の作品、取り分け1968年に描かれて以来紛失してしまったシリーズに再び挑戦したという、鮮やかなピンク やオレンジの作品が光彩を放っていました。とは言え、芸術家たるもの過去の焼き回しでは満足なさらないようで、ご自分なりに新たな試みをなさったとのことでした。

実は、李禹煥さんはワインの愛好家でもいらっしゃるようですが、なんとあの五大シャトーのひとつに数えられる、ムートンロットシルトの2013年のラベルに、李禹煥さんの作品が用いられることが先日発表になりました。2014年のヴェルサイユ宮殿における個展に心動かされたバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社の方が採用を決定なさったとのこと、いつもはあまり色を用いない照応シリーズをボルドーカラーで表現したボトルが店頭に並ぶ日もそう遠くありません。

余白こそが物言わずして多くを語る李禹煥さんの作品は、他にも直島の李禹煥美術館、ロンドンのテートモダンなどにて常設中です。

80代にして、さらなる高みを目指してご自身を奮い立たせていらっしゃる李禹煥さんの作品に、ぜひ触れてみてください。

琳派展

Rinpa school exhibition at Kyoto national museum

Rinpa School Exhibition at Kyoto National Museum

東京国際映画祭へお出かけくださった皆様、映画「FOUJITA」を公開に先駆けてご覧いただき、ありがとうございました。
お陰様でスクリーニングも無事に終わり、11月14日の公開を待つのみとなりました。

実は先日、寸暇を惜しんで京都へ行って参りました。
桃山時代後期に本阿弥光悦と俵屋宗達の交流から始まり、尾形光琳と尾形乾山の兄弟、そして酒井抱一、鈴木其一などと江戸時代まで続いた「琳派」を代表する作品が一堂に会する琳派展を鑑賞するためでした。

盛夏の最中に、謎に包まれた俵屋宗達の人生を追う番組の撮影にて京都を訪れて以来、再び13.56mにもおよぶ、彼の光悦と宗達による競作「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」が惜しげもなく全巻展示してあるのを眺めてはため息を漏らし、宗達と光琳の「風神雷神図」を見比べたり、個人的に大変好みである「槇檜図屏風」の静けさに心癒やされたりしました。

これまで人様にお手紙を差し上げる際、書き損じてしまうことが多々あり、漢字の間違いに発送後に気付いて大恥をかいたことも、一度や二度ではありません。
しかし、本阿弥光悦ですら、写真のように柿本人麻呂の人を書き忘れて、あとから書き加えているのだと知り、微笑ましく思えました。

NHKBSプレミアム ザ・プレミアム「風神雷神図を描いた男 天才絵師・俵屋宗達の正体」は、明日21:00より放送です。

半磁器

Tsunehisa Gunji Exhibision at QUICO in Omotesando

Tsunehisa Gunji Exhibition at QUICO in Omotesando

栃木県の益子にて作陶をなさっている郡司庸久さんの展覧会が、表参道のQUICOにて開催中です。
西麻布にある桃居という器のお店を訪れる度、常設の作品の中からつい手にとってしまう作品が、郡司庸久さん、慶子さんご夫妻の作品だったことから、交流がはじまりました。

半磁器といって、石から作られる粘土と、土から作られる粘土、ふたつの素材を混ぜて練った硬いような、軟らかいような粘土から形作られた白い器たちが、我が家にはいくつもあります。写真のような一輪挿しに、マグカップ、陶盤などが、何でもない日々の暮らしをより豊かにしてくれるのです。

虎ノ門のANDAZのAOスパには、郡司さんの白い壷が数々飾られているそうです。実は、ドラマ「ゴーストライター」にて私が演じた遠野リサの部屋で用いた壷も、郡司さんがAOスパのために作られた作品の中からお借りしたものでした。

今回の展覧会では、新たに白いランプシェードやどんぶり鉢などがお目見えしました。
忙しない日常にこそ、美しい器と過ごす時間を大切にしたいと思い、来客用のコーヒーカップとソーサーを求めました。

展覧会は11月3日まで。

Sans Sucres

Chocoletes of Pierre Marcolini meet white porcelain made byTaizo Kuroda

The chocolates of Pierre Marcolini meet a white porcelain dish made by Taizo Kuroda

ベルギーのショコラティエ、ピエール・マルコリーニさんと、黒田泰蔵さんの白磁の器が都内某所にて、奇跡の出逢いを果たしました。

小さなお茶室にて迎えてくれたのは、ハナミズキの赤い実と、ホトトギス、そして、あの宮本武蔵が描いた画に大徳寺190世の天室宗竺和尚という高僧が賛を添えた掛け軸。

黒田泰蔵さんの器を用いた菓子盆には、ピエール・マルコリーニさんがこの日のために誂えてくださったノンシュガーのチョコレートが三種。オレンジピールが香るゴマを配したチョコレートに、ほんのり含んだゆずが芳しきガナッシュ、そしてくるみを包んだサクサクのミルクチョコレートと、トウモロコシ由来のGI値の低い甘味料マルチトールを用いたお品は、いずれも至福の味わいでした。

お砂糖をいただけない私にとって、お茶会への参加は少々心苦しかったのですが、こうしたノンシュガーのお茶会ならば、ためらうことなく楽しむことができます。

お抹茶はありがたいことに伊藤園のお〜い抹茶ならぬ、群鶴の白。

「このような日本の伝統的な道具を用いて、現代のモダンな作品と混在させ、ひとつの物語が生まれるのは、想像を絶する夢のような世界だ」と、ピエール・マルコリーニさんも感嘆のため息をもらしていらっしゃいました。

了入の黒楽茶椀も、黒田泰蔵さんの筒茶碗も、もちろん素敵でしたが、驚くべきは、ご亭主がお手ずからピエール・マルコリーニさんのために削られたという、カカオの枝のお茶杓で、人の手によるぬくもりを感じる素朴さに、わずかに緊張ぎみだった列席者全てが、和やかな笑いに包まれました。

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GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

Photographer:浅井佳代子

Photographer:浅井佳代子

ミセス 2021年4月号(文化出版局) Photographer:浅井佳代子

Precious 2021年9月号(小学館) Photographer:伊藤彰紀

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子