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DIARY

総理の夫

Irreplaceable deily life of Prime Minister and her husband

原田マハさん原作の映画『総理の夫』にて日本初の女性総理となる相馬凛子を演じさせていただきました。

数々のしがらみや慣例を打ち破って発足した相馬政権を間近で支える夫の目線で語られるこの作品は、
終始温厚で冷静な河合勇人監督率いる素晴らしいチームの丁寧かつ迅速なお仕事により、
先日クランクアップしたばかりです。

鳥の研究ができる環境と、妻凛子との平穏な暮らしがあれば満ち足りるという温室育ちで無欲な夫日和が、
妻の首相就任によって暮らしぶりに大きな変化を迎え、思いもよらぬ運命の濁流に呑み込まれて大わらわとなる姿を
剛柔自在の田中圭さんがコミカルかつ愛らしく演じて下さいました。
気負わず身軽に役柄に向き合い、それでいて相手の心に真っ直ぐに届く彼のお芝居に日々助けられましたし、
優秀な助監督になれるほど、現場で求められていることを把握していることにも驚かされました。

世界各国で女性首相が活躍する一方で、「女性総理がこの日本で誕生する日が訪れることはあるのだろうか?」と何度も問いながら演じる日々でした。
相馬政権のマニュフェストは数々ありますが、少子高齢化を食い止めるために「働く女性が子供を産み、育てやすい社会を作る」ことが優先課題でもありました。
もし本当に今の日本で女性が総理大臣になるのなら、どんな人物ならば沢山の票を持つお年寄りにも、政治に関心のない世代にも受け入れていただくことができるだろうかと考えながら、河合監督に導かれ、共演者の方々のお芝居から多くの気付きをいただきつつ現場に立っていました。

河合監督とはドラマ『ケイゾク』でご一緒させていただいて以来、約20年ぶりの再会でしたが、『鈴木先生』や、『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』、『俺物語!!』、『全裸監督』など数々の話題作を手がけられ、今や引く手数多で、お休みが全くないという田中圭さん並にご多忙にもかかわらず、私たち演じる側にもスタッフの皆さんにもひとりひとり丁寧に指示を出され、コロナ禍にてどうしても神経質にならざるを得ない現場が、全くギスギスすることなく穏やかで楽しいものとなりました。

写真は相馬家の日常の断片です。我が家でもそうですが、相馬家では家事は時間のある方がするため、主に日和が朝食を作ってくれたり、凛子が食事の支度をすることもあります。
鳥の意匠が描かれた素敵なお皿とマグカップは、郡司製陶所の郡司慶子さん庸久さんご夫妻がこの作品のために作っ
てくださったものです。

総理大臣とその夫の物語ではありますが、全ての働く女性とそのパートナーの物語でもあります。
コミカルでハートフルなエンターテインメントとなった映画版『総理の夫』をどうぞお気軽に楽しんでご覧いただけましたら幸いです。

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GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

Photographer:浅井佳代子

Photographer:浅井佳代子

ミセス 2021年4月号(文化出版局) Photographer:浅井佳代子

Precious 2021年9月号(小学館) Photographer:伊藤彰紀

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子

ESSE 2021年10月号(扶桑社) Photographer:浅井佳代子