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DIARY

マリア・T

Wabisuke camellia arranged in a vase made by Kenta Anzai

Wabisuke camellia arranged in a vase made by Kenta Anzai

IQ246の撮影で昨晩も遅くまで都内某所におりました。
撮影もあとわずか2話となり、いよいよ佳境に入って参りました。

6話まで誰よりも死体と法門寺沙羅駆を愛する監察医朋美として出演させていただいておりましたが、それは偽りの姿で、実際には織田祐二さん演じる法門寺を凌駕するIQの持ち主で、人を殺めたいという欲求を持つ人間を影で操る知能犯マリア・Tだったのです。

黒づくめの衣装は、アレキサンダー・マックイーンのものでして、切り絵にしてもマリア・Tだと認識できるシルエットを大切にしました。
網タイツに足を通したのは、久々でして、気付くと後ろ姿のシームがずれており、本番前に一直線の美しいラインに整えなければならないことが少々億劫です。

光と影の部屋から指令を送るマリア・Tですが、彼女が紅茶を口にする際に使用しているティーカップは、福島の郡山に窯を構える安齋賢太さんにお作りいただいたものです。
黒田泰蔵さんのお弟子さんであった方で、陶胎漆器といいまして、焼いた陶器に漆を塗り、何度も磨きをかけて艶を消し、マットでノーブルな質感を出すことを得意となさっています。
本来ならば、器を焼いてから塗布した漆を乾燥させるために2〜3ヶ月を要するところ、私の必死のお願いによって撮影間際に1ヶ月弱で完成させてくださいました。

選ぶ器ひとつで、その人の生き様まで見えてしまうものだと思っており、新たな役柄を演じる際には、どのような器が似合うのか、衣装や部屋のセットと同じくらい大切なものなのです。
因みに変態の朋美はビーカーに出汁を入れておりましたが。

TBSの日曜劇場IQ246第7話は今夜21:00放送です。
どうぞご覧下さいませ。

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GLOW 2020年1月号(宝島社) Photographer:伊藤彰紀

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Photographer:浅井佳代子

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